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ハリブル痴漢包囲網 #04

 四

いったい、ハリケンブルーは、素晴らしいプロポーションの持ち主だ。

均整の取れたスラリとした躰つきで、ウエストは引き締まり、真っ直ぐな脚が気持ちよく伸びていた。

それでいて、バストの膨らみや、腰から太腿にかけての肉づきは、むっちりと悩ましく、水着のグラビアも充分につとまりそうな肉体の持ち主なのだ。

しかもシノビスーツをつけていた。

青のスーツは、躰の曲線をいやというほど見せつけるボディコンシャスで、超ミニからは白銀のスキンスーツに包まれた太腿が思いきりこぼれだしていた。

まわりの乗客たちは、タイトなスーツに窮屈そうなヒップを見つめずにはいられなかった。
ぷりぷりと柔らかそうで、思わず触りたくなるほどだった。

そのハリケンブルーが、痴漢に悪戯をされていた。
しかも感じているようにしか見えないのだ。

ならば。
と、男たちが思うのも、当然のことだった。
ハリケンブルーを触ることができる機会など、いまをおいて、ほかにはなかった。

   ※

欲情に満ちた男たちの手が、ここぞとばかりにハリケンブルーの股間に群がった。

胸も揉みあげられた。
左右のバストが別々の男に揉みしだかれ、ヒップもこってりと撫でまわされていた。

ハリケンブルーは男の手を一つずつ引き剥がそうとした。
が、胸乳を揺すぶられるように揉みしだかれると、つい、動きを止めてしまうのだった。

マスクの下では、顔は恥辱に染めあがっている。

屈辱だった。
しかし、逃れられなかった。
いっそ身を任せてしまいたいという衝動と、何度も闘った。

タイトなミニは、いまや臍まで捲りあげられ、青いコスチュームパンツのなかに、次々と手が突っこまれた。

(あっ、駄目っ!)

ハリケンブルーが狼狽えたのは、何人かが協力して、コスパンを引き下ろそうとしはじめたからだった。

慌ててグローブの手で、パンツの左右の腰を掴んだ。
と、両肘を取られた。
胸乳を集中的に揉みあげられて、気をそらされているうちに、指が一本一本、こじ開けられてしまう。

男たちは、息を合わせてコスパンを捲りおろした。
スベスベのスキンスーツの表をすべり、腿の付け根までスルリと落ちてしまう。

慌てて膝をきつくとじるが、無駄だった。
男たちは無理やり引き下ろし、青のコスパンはブーツの足首に絡みついた。

(いやぁぁぁっ!)

満員電車のなかで、ミニスカの下着を降ろされる屈辱に、ハリケンブルーは打ちのめされた。
スキンスーツの股間や尻に、手が群がっていた。
絶え間なく、刺激が送り込まれ、まわりの乗客たちからば、男たちに囲まれた青いヘルメットが、ガクガクと揺れるのが見えたはずだった。

恥ずかしさと悔しさに、どうしたらいいのかわからなかった。
しかも快美は次々と迫り上がり、息をつく暇もないほどだった。

あっ。

と、思うと同時に、閃光が光った。
ひときわ大きく躰がビクンとし、不意に力が抜けていくような感覚におそわれる。

(イ、イっちゃった……?)

廻りの乗客たちも、それに気がつき、一人、二人と手をとめる。

(イっちゃった、の……?)
ハリケンブルーが熱い溜息をつくと、思いがけないことがおこった。

脈拍と体温の急激な変化が、なにかの閾値を越えたのだろうか。
それとも甘い脱力感が、ちょうど戦闘が終わったのにも似た状況をつくりだしたのだろうか。

――シュッ

と、空気が漏れるような音がして、口もとをおおうマスクが左右にわかれ、色の濃いバイザーも上に開いたのだ。

涼やかな外気が、ヘルメットのなかに流れこんだ。
汗まみれの火照った顔に心地よかった。

瞼を開ける。
男たちが自分の素顔を見つめていることを知り、野乃七海は戸惑った。

廻りの乗客たちは、息を呑んでいた。
プロポーションの素晴らしさから期待をしていたものの、初めて目にするハリケンブルーの素顔は、キリッと凛々しい目鼻立ちをした、思いがけないほどの美少女だった。

しかも、この悩ましさはどうだろう。
汗まみれの顔をなまめかしく上気させ、黒い瞳はトロンと潤んでいるのだ。

「へえ。可愛いじゃん。ハリケンブルー」

野乃七海は、どうしたらいいのかわからずに、視線をそらした。
ハリケンブルーの美少女ぶりが、痴漢たちの性欲をさらに刺激した。

<次へ>




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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

[2009/01/23 17:58] | ハリブル痴漢包囲網 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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